ウクライナがNATO(北大西洋条約機構)加盟を事実上断念したとアメリカの政府高官が主張しています。
アメリカ ウィトコフ特使 「ゼレンスキー大統領と彼の右腕のイェルマーク大統領府長官は、NATOに加盟しないことをほぼ認めたと思う」
トランプ政権のウィトコフ特使は21日に公開されたインタビューで、ロシアとの和平条約締結のため、ウクライナはNATO加盟を事実上断念したと持論を述べました。
さらに、ロシアが占領するウクライナの領土を巡っては「住民投票でウクライナの圧倒的多数の人がロシアの統治を支持した」とロシア寄りの発言をしました。
そして、世界が占領地をロシア領と認めることができるかが「戦争終結への焦点だ」と言及しています。
トランプ大統領は21日、戦争終結に向けた和平交渉に関し「近く完全に停戦し、領土分割に関する協定も協議される」と述べました。
ウクライナとロシアの停戦交渉を巡っては、近くサウジアラビアで、アメリカ側がウクライナとロシアの実務担当者らとそれぞれ協議する予定です。