帝国データバンク高松支店が香川県内に本社がある1万5376社を対象に調査したところ、2024年12月時点で1445社が「倒産高リスク企業」となったことが分かりました。
1年以内に倒産する確率を10段階のグレードで表す「倒産予測値」をもとに、リスクが高い企業(グレード8~10)を「高リスク企業」と分析しました。
前回2023年の調査と比べて全体では95社減少しました。全体に占める割合は9.4%で前回から0.7ポイント低下しました。高リスク企業を業種別でみると「運輸・通信業」が28.0%と最も高く、次いで「卸売業」が19.2%、「製造業」が17.9%と続きます。
帝国データバンク高松支店では、倒産リスク企業の数がおおむね横ばいだったことについて「価格転嫁や人材の採用・育成などが功を奏して収益性が改善した」「M&Aによる統廃合」などの要因で、香川県内企業の倒産リスクの上昇は抑えられていると分析しています。