イギリスの絵本に登場する人気キャラクターで、映画にもなった「くまのパディントン」の像が破壊され持ち去られました。犯行に及んだのはイギリス空軍で働く男2人でした。
地元警察に保護された、くまのパディントンの像です。
警察署ではパトカーの運転席に座る可愛らしい姿が撮影されました。
2日、ロンドン近郊のニューベリーでくまのパディントンの像が、酒に酔った22歳の男2人に破壊され、体の半分が持ち去られました。
地元メディアによりますと、男2人はイギリス空軍で働くエンジニアで、空軍基地で警察に拘束されました。
パディントンの像は男2人にタクシーで空軍基地まで運ばれ、男の車のトランクで発見されたということです。
裁判所は25日、パディントンの像を破壊し盗んだ罪で、2人に150時間の無給労働などの有罪判決を言い渡しました。
また、修理の費用としておよそ53万円ずつの支払いを命じました。
また、裁判官は「くまのパディントンは子どもから大人まで愛される文化的象徴で、優しさと寛容さの象徴です。あなたたちの行動はパディントンが象徴するすべてのものと正反対でした」と述べ、2人を非難したということです。