アメリカのトランプ政権は「相互関税」の第2弾として、貿易赤字に応じて税率を上乗せする追加関税をまもなく発動します。中国に対しては、合わせて104％の関税を課す方針です。
アメリカ トランプ大統領 「多くの国々が我々を搾取してきたが、今度は我々が搾取する番だ。そのため中国製品に対する追加関税が今夜の午前0時から発効される。我々と取引するまで104％の関税を課す」
トランプ氏は8日、中国の報復関税に対抗して9日から50％の追加関税を発動する大統領令に署名しました。
すでに発表しているものと合わせると中国への関税率は104％になります。
また、トランプ氏は一連の関税政策で、明確な根拠は示さず、1日あたり20億ドルの税収をアメリカにもたらしていると主張しました。
さらに今後の交渉に関しては日本や韓国など同盟国を優先すると述べています。
「相互関税」はこの後、日本時間の9日午後1時1分に発動され、日本からの輸入品にも24％の関税が課せられます。
