トランプ政権のずさんな情報管理に批判が高まるなか、ホワイトハウスがヘグセス国防長官の後任選びに着手したとアメリカメディアが報じました。
アメリカの公共ラジオ「NPR」は21日、政府関係者の話として、ホワイトハウスがヘグセス国防長官の後任選びを始めたと報じました。
ヘグセス長官の更迭を検討しているものとみられます。
ヘグセス長官を巡っては、メッセージアプリ「シグナル」を使って、妻や弟らと軍事作戦の詳細を共有していたという新たな疑惑が浮上しています。
また、国防総省ではヘグセス長官の側近が情報漏洩(ろうえい)に関わった疑いで解任されるなど、混乱が続いています。
ヘグセス国防長官 「これがメディアのやり方だ。彼らは不満を持つ元職員の匿名の情報で人々を攻撃し、評判を落とそうとする。だが、私には通用しない」
ヘグセス長官は21日、報道を否定したうえで、「トランプ大統領と話をして、最後まで同じ立場で闘い続けることを確認した」と述べました。
トランプ大統領も記者団に対し、イエメンの親イラン武装組織「フーシ派」への攻撃で、「素晴らしい仕事をしている」とヘグセス氏を擁護しました。
ホワイトハウスのレビット報道官はSNSで、NPRの報道を「フェイクニュースだ」と否定しています。