ロシアとウクライナの停戦交渉を巡り、アメリカのトランプ政権がウクライナ南部のクリミアをロシア領として認める可能性があるとアメリカメディアが報じました。
ブルームバークは19日、トランプ政権がロシアとウクライナの和平交渉の一環としてウクライナ南部のクリミアをロシアの一部として承認する可能性を検討していると報じました。
停戦交渉をまとめたいというトランプ大統領の強い意思表示だとしています。
一方で、ウクライナのゼレンスキー大統領は領土の割譲を認めないという方針を繰り返しています。
トランプ大統領とルビオ国務長官は今後、数日間で大きな進展が見られなければ交渉から撤退するつもりだと発言し、ロシアとウクライナに圧力を掛けました。
ただ、ロシアの独立系メディアはクリミア承認という提案によっても外交的な行き詰まりから抜け出せるとはアメリカ自身も考えていないだろうと指摘しています。
アメリカが交渉から撤退した場合、ウクライナへの軍事支援がどの程度継続されるかが焦点となります。