韓国政府は、関税を巡るアメリカとの協議で「相互関税」の撤廃を求めるとともに「パッケージ合意」を目指すことで一致したと明らかにしました。
韓国側の発表によりますと、24日に行われたアメリカのベッセント財務長官らとの会談では「相互関税」の撤廃を求め、今後も協議を継続することで一致したということです。
そのうえで「相互関税」上乗せ分の発動が停止している90日間以内に関税撤廃と産業協力などを合わせた「パッケージ合意」を目指すこと、関税・非関税障壁、経済安全保障、投資協力、為替の4分野を中心に協議することで合意したとしています。
また、防衛費への言及はなかったということです。
崔相穆(チェ・サンモク)経済副首相は会談後、「落ち着いた友好的な雰囲気で意見交換した」と述べ、「議題と日程について共感を形成できた」と強調しています。
画像提供:韓国企画財政省