遺体が見つかったのは、バッグの中でした。
■川崎市でバッグから遺体
先月30日の夜、遺体が発見されたのは川崎市内の2階建て住宅。遺体はバッグの中から見つかったということです。
現場は京急川崎大師駅からおよそ200メートルの場所にあります。
近所の人 「駅の近くにしては静かかもしれない。今年になって2回くらい警察が来たりしていた」 「(Q.家の前にですか?)何かあったのかなと思って…」
遺体を発見したのは、神奈川県警の警察官でした。
バッグの中身について警察は当初、現場で遺体と断定しておらず、警察署で改めて調べたところ遺体であることが分かったといいます。
当初、警察が遺体と断定しなかった理由は…。
遺体は腐敗しているほか、一部で白骨化が進んでいて、性別や年齢も分からない状態だということです。
謎に包まれたバッグの中の遺体。事件の手掛かりは…。
元警視庁刑事 吉川祐二氏 「計画性というのは今の段階では思い浮かばない。(遺体を)放置していたり遺体をどのように処分するか考えたか見受けられない。とっさに犯した事件の可能性が高い」
さらに、遺体が発見された際の状況に、事件の鍵が…。
吉川祐二氏 「警察が人の家に家宅捜索に入るということは何かの事件がそこにあるか、もしくは何らかの情報があって事件になる恐れのある情報があって捜索差押許可状を取って入る。その家の住民が、何らかの捜査対象になっている可能性はあると思う」
関係者によりますと、遺体が見つかった家の住人とは連絡が取れておらず、何らかの原因を知っているとみられています。
警察は死体遺棄事件として捜査しています。
■住人の元交際相手が行方不明
捜査関係者によりますと、遺体が見つかった住宅には男性が住んでいて、男性の元交際相手の女性から交際を巡って警察に何度か相談があったといいます。
その後、女性が行方不明になったと家族が警察に相談していたということです。