アメリカのトランプ大統領は、日本製鉄によるUSスチールの買収計画について「素晴らしいパートナーになる」と述べました。
トランプ大統領はUSスチールの工場で労働者を前に演説し、日本製鉄による巨額の投資を歓迎しました。
アメリカ トランプ大統領 「アメリカの鉄鋼の歴史上、過去最大の投資となる、140億ドル(約2兆円)もの投資が行われたことは過去に一度もない」
トランプ大統領は「USスチールがアメリカ企業として存続する画期的な合意を祝うためにここにいる」と述べ、「ラストベルトはゴールデンベルトになる」と強調しました。
会場には日本製鉄の森副会長も出席し、トランプ氏への感謝を伝えました。
日本製鉄はUSスチールの完全子会社化を求めていますが、トランプ氏は「アメリカがコントロールし続ける」と述べ、どのような合意がなされたのかは明らかにされていません。
また、トランプ氏は海外から輸入する鉄鋼への追加関税を25%から50%に引き上げると表明しました。
トランプ氏としては関税の強化によって外国企業にさらなる投資を促し、製造業の復活を国民にアピールしたい考えです。