予定を立てるのが苦手な子どもが活用できるアプリの説明会が31日、香川県で初めて開かれました。
「アシストガイド」は香川大学教育学部でユニバーサルデザインなどを研究する坂井聡教授が監修し、ソフトバンクと共同開発したものです。スマートフォンとタブレットのどちらでも使えます。
附属坂出小学校で開かれた説明会にはオンラインも含め約60人が参加し、実際にアプリを使って体験しました。
例えば朝のしたくの手順では、アプリに「歯を磨く」「持ち物を確認する」「学校へ出発する」などの予定をお母さんが入れておきます。子どもはそれをガイドに行動し、「できました」を押すと、アプリ上でチケットがゲットできる仕組みになっています。
持ち物の一覧が表示される画面もあり、出発前に確認できます。
参加した保護者は「(子どもは)とても忘れ物が多いので、持ち物チェックとかが一番我が家は役に立ちそうだと思いました」、子どもは「明日の学校の準備に使いたい」と話していました。
坂井教授は「特別支援教育などで困っている子どもたちや、先生が情報提供する際など、いろいろな人に使ってもらったらいいと思います」と話しています。