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岡山県矢掛町の水田で特定外来生物・ナガエツルノゲイトウを確認 県が注意喚起

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 岡山県の水田で、特定外来生物に指定されている南米原産の多年草「ナガエツルノゲイトウ」が確認されました。水田や畑で繁殖すると、作物との競合による収穫量の減少や農業機械の作業性の低下をもたらすため、県が蔓延防止に向けて「病害虫発生予察特殊報」を発表し、注意喚起を行っています。

 岡山県によりますと、矢掛町の水田で27日、「ナガエツルノゲイトウ」と疑われる多年草が確認されたという連絡があり、県の病害虫防除所の職員が現地で確認しました。写真を研究機関に送ったところ、28日にこの種であることが判明しました。発生面積は30aです。

 岡山県では2025年2月に倉敷市の河川で初確認されましたが、農地で確認されるのは今回が初めてです。

 「ナガエツルノゲイトウ」は茎や根から増殖します。茎がちぎれやすく水に浮き、用水・河川を介して運ばれるため拡散されやすいということです。

 岡山県は、農地や畦畔で疑わしい多年草を確認した際は、県の病害虫防除所(086-955-0543)、県の農業研究所の作物・経営研究室(086-955-0275)に連絡してほしいとしています。

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