岡山県和気町の岡山県自然保護センターで5月20日、タンチョウのひなが生まれました。28日から一般公開しています。
午前10時、ケージが開くと、茶色い小さなひなが出てきました。育ての親のアラレ、スズと一緒に草むらをひょこひょこと歩いています。
かわいい姿を一目見ようと多くの人が集まりました。
親鳥からくちばしで餌を与えられますが、ひなはなかなかうまく餌をくわえることができません。
アラレとスズは、くちばしを水に突っ込みじゃぶじゃぶと音を立てながらひなのために餌を探します。
岡山県自然保護センターでは30羽以上のタンチョウを飼育しています。ひなが生まれたのは4年ぶり。現時点で性別は分かっていません。
水辺にくちばしを入れひなが自分で餌を探す様子も見られました。体が小さいのでお腹まで水に浸かっていました。
ひなは1年以内に親離れし、2年ほどで親鳥のような羽の色に変わります。
訪れた人たちは、ひなの一挙手一投足に色めき立ち、夢中でカメラのシャッターを切っていました。
(訪れた人は―)
「かわいい写真が撮れました。かわいいの一言です」
「親に餌をもらっているところかわいかったです。新たな生命を大事に育てていってほしいと思います」