岡山県総社市が2024年度、ふるさと納税の返礼品にしていたコメの調達費が法律の上限を超えていた可能性があることが分かりました。市は「違反していない」と認識を示した上で国に確認を求めています。
総社市のふるさと納税の返礼品にする地元産のコメの調達や発送は、第三セクターの「そうじゃ地食べ公社」が行っています。
総社市によりますと、2024年度は6万円の寄付に対してコメ1俵・60kgを送ることにしていました。
法律では返礼品の調達費について寄付額の3割までと決められているため、この場合の調達費の上限は1万8000円です。
しかしコメの高騰の影響を受け、上限を超える2万3000円で調達し、公社では約4000万円の損失が出たということです。
総社市は2021年から公社に運営費の補助金を支出していて、今回補助金を増額していました。
総社市は「全体の運営費として支出していて、ルールに抵触したとは考えていない」とし、岡山県を通じて国に確認を求めたということです。