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兵庫県知事、自らの給与3カ月50%カットの条例案を提出 議会から辞職求める声

社会

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 兵庫県で知事の告発文書を作成した元県民局長の私的情報が漏洩(ろうえい)した問題で、斎藤元彦知事は自らの給与を50%カットする条例案を議会に提出しました。一方、議会からは辞職を求める声が上がっています。

■議会紛糾 斎藤知事の辞職要求も

斎藤知事 「県保有情報が漏洩したことは県政に対する信頼を損なうものであり、保有文書を適正に管理する立場にある県としておわびを申し上げたいというふうに思っております」

 県の第三者委員会は、斎藤知事の疑惑を告発した元県民局長の私的な情報について、当時、知事の側近だった総務部長が3人の県議に漏洩したものと認定。さらに「知事らが情報漏洩を指示した可能性が高い」と指摘しました。

 これに対し、6日に斎藤知事は「指示をしていない」としながらも、自身の給与を5割カットするという条例案を提出しました。

「前総務部長に指示をしたことはございませんが、情報漏洩が生じたことは重く受け止めております。自らの身を処して県民の信頼回復に努めるため、知事の給与月額の減額割合につきまして本年7月から9月までの間、現行の30%から50%に引き上げる」

 これに対して県議会は…。

自民党 橘秀太郎議員 「整合性を欠く対応に対して県民の疑念は深まるばかりでございます。事実関係の解明と責任の明確化、そして再発防止策の具体化は不可欠だと思いますが」

公明党 里見孝枝議員 「今回3つの第三者委員会に県民の血税を合計で約5200万円も投じて調査を実施しました。第三者委員会の報告書を受け入れないとすると、かかった経費が無駄になってしまいます」

 さらに、ひょうご県民連合の小西宏典議員は辞職を求める強い姿勢を示しました。

「私的情報の漏洩行為を知事の指示のもと業務として行っていた、信じられないことですが、知事の最側近であったお三方がそろえて証言をされています。減給処分ではなく自ら辞職することを求めますが、知事はご自身で辞職をするつもりはおありでしょうか」

斎藤知事 「亡くなられた方につきましては大変お悔やみを申し上げたいと思っております。しっかり、県政を前に進めていくことが、私の責任だというふうに思っていますので、これからも仕事を続けていきたいと考えております」

 斎藤知事は、給料カットを提案し、辞職については明確に否定しました。

(「グッド!モーニング」2025年6月7日放送分より)

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