高松市の住宅が建ち並ぶエリアで猿の目撃が相次いでいます。市は、おりを設置するなど対応していますが、まだ捕獲はできていません。
5月27日、高松市屋島東町で近くに住む男性が猿を見かけ撮影しようとしたところ、こちらに向かってきたため、慌てて逃げたといいます。
(動画を撮影した人)
「(猿が)キバをむいて。20m走りました」
また、別の住人が撮影した映像では猿がフェンスに上り、住宅の窓を覗き込んでいます。視線の先にいるのは、猫です。
このあたりでは、ここ1週間で猿が少なくとも10回以上目撃され、近くに住む人が追いかけられるなどしています。
(撮影された動画)
「木に登った、木に登った。むちゃくちゃや……」
(追いかけられた人)
「僕は向こうに逃げたんですけど、猿はここに止まっていたみたいで、ガードレールの上に乗って標識みたいなのをグラグラしてました」
(香川県猟友会 高松北支部/大高 進 副会長)
「家の中に入ったほうがいい、鍵をして、あいつら戸をあけるから。小さい子どもは気をつけなあかん。可愛いと思って近づいたら多分やられる」
高松市は猿の捕獲のため、頻繁に目撃される場所におりの設置をしていますが、いまだ捕獲はされていません。
(記者リポート)
「こちらの小学校のプールのすぐ近くにある雑木林でも猿が目撃されたということです」
目撃された4日、屋島東小学校では今シーズン初めて、プールの授業がありましたが、児童に被害はなかったということです。
休み時間や下校の際は先生が児童と一緒に活動するなど対策をとっています。