香川県の小豆島で、この時期しか見ることができない「夏至観音」が姿を現しました。
香川県小豆島町にある小豆島霊場の第1番札所、洞雲山です。
一見、普通の岩肌に見えますが、午後3時ごろになると、洞窟に差し込んだ光が、錫杖という杖を持ち、頭を少し右に傾けた観音像のような形になりました。
「夏至観音」と呼ばれる現象で毎年、夏至の前後の約40日間、晴れた日の午後3時ごろに数分間だけ見ることができます。
1989年、お遍路さんが撮った写真に偶然写っていたことをきっかけに知られるようになりました。
(訪れた人は―)
「やっぱり何とも言えないありがたみがある」
「自分の目で岩盤に出たものを実際に見るのは最高です」
洞雲山の管理者によりますと、2025年の「夏至観音」は、7月10日ごろまで見られるそうです。