賞金総額が大幅にアップし、5000万円になった棋聖戦五番勝負の第3局は藤井聡太七冠(22)がタイトル初挑戦の杉本和陽六段(33)に勝ち、3連勝で6連覇を達成しました。
棋聖戦の第3局は千葉県木更津市のホテルで30日午前9時から始まりました。
五番勝負の棋聖戦は先に3勝した方がタイトルを獲得し、「永世棋聖」の資格を獲得した藤井七冠は6連覇を狙います。
一方、挑戦者の杉本六段はタイトル初挑戦です。
対局は、前夜祭で「時間配分に気を付けながら集中して全力を尽くしたい」と意気込みを語っていた藤井七冠が午後6時半ごろに勝利しました。
杉本六段は「棋士として強くなるには、これ以上ない機会。自分が食らい付いていくしかない」と話していましたが、3連敗となりました。
棋聖戦は今回から優勝賞金が4000万円となり、特別賞の1000万円と合わせると事実上の総額は5000万円で、優勝賞金が最高額である竜王戦の4400万円を上回りました。