高松刑務所の刑務官が未成年の少女2人をホテルに連れ込んだなどとして逮捕された事件の裁判で、高松地方裁判所は30日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
香川県青少年保護育成条例違反と強要未遂の罪で判決を受けたのは、高松刑務所の元刑務官の男(24)です。
判決によりますと男は高松刑務所の刑務官をしていた2025年1月、SNSを通じて知り合った未成年の少女に対し、「ホテルで会えんの?」「家に写真を送りつける」などのメッセージを送信して脅し、別の未成年の少女とともにホテルに連れ込むなどしました。
30日の判決で高松地裁の池内継史裁判官は「強要が未遂であることを踏まえても、被害者に与えた悪影響は無視できないが、被告人は反省の言葉を述べた」などとして、男に懲役1年と罰金10万円、執行猶予3年の判決を言い渡しました。