ロシアによる侵攻が続くウクライナの復興を考える会議がイタリアで開かれ、ゼレンスキー大統領が欧米各国に防空システムなどの軍事支援を呼び掛けました。
ゼレンスキー大統領は10日、イタリア・ローマで開かれた会議で演説に臨み、前日にも首都キーウに大規模な攻撃があったと強調しました。
そのうえで、「ロシアが攻撃を強めるなか、ドローン生産のための資金不足は許されない」と述べ、防空システムなどの軍事支援を改めて求めました。
ロイター通信は、ドイツのメルツ首相がアメリカから防空システム「パトリオット」を購入し、提供する用意があると表明したと伝えています。
ウクライナ復興会議は、2022年から毎年開かれていて、4回目の今回はおよそ100カ国の代表団と2500以上の民間企業が参加しています。