イスラエルとパレスチナの共存によって中東の平和を目指す「2国家解決」に向けた国際会議が28日、ニューヨークで始まりました。
グテーレス国連事務総長 「ガザの大規模な破壊は容認できない。止めなければならない。2国家解決を永遠に損なう一方的な行動は受け入れられない」
ニューヨークの国連本部で28日と29日に開催される閣僚級の会議では、イスラエルとパレスチナの共存による「2国家解決」を目指し、パレスチナの国家としての承認やイスラエルの安全保障、ハマスの武装解除などが議題となります。
出席したパレスチナ自治政府のムスタファ首相は、「平和への道はパレスチナを国家として承認し、破壊から守ることから始まる」と訴えました。
フランスのマクロン大統領は24日、G7(主要7カ国)で初めて、9月の国連総会でパレスチナを国家として承認すると表明しました。
これに対し、イスラエルのネタニヤフ首相は「テロを助長し、イランの代理国家を生み出す」と反発し、アメリカのトランプ大統領は「状況は変わらない」と述べ、両国とも今回の会議に参加していません。