アメリカと中国の閣僚による貿易協議が始まりました。来月12日に迫る一部の関税の停止期限を延長するか注目されています。
今月28日、スウェーデンのストックホルムで始まった3度目となる閣僚級協議には、アメリカのベッセント財務長官や中国の何立峰副首相らが参加しています。
協議では中国の過度な輸出依存などについて話し合うとみられます。
米中の関税を巡っては5月、互いに115%引き下げたうえで、このうち24%を90日間停止することで合意しました。
香港紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は関係者の話として、米中双方が来月12日に迫る停止期限をさらに90日間、延長する見込みだと報じています。
またアメリカは、中国に対して制裁対象になっているロシア産の原油を購入しないよう求めるとみられています。