香川県三豊市が所有する市内の造船所の跡地から廃棄物が見つかった問題で、市は整備を委託した業者を廃棄物処理法違反の疑いで刑事告発しました。
三豊市に刑事告発されたのは、三豊市詫間町の三宅工務店が代表を務める共同企業体です。
三豊市は、市が所有する詫間町の造船所跡地に2024年12月から「多目的広場」を整備しています。
市によりますと、この工事で掘り返した土に「燃え殻」が混ざっていたことが分かり、市は香川県と協議の上、廃棄物処理法にしたがって土を「産業廃棄物」として敷地外に持ち出して適切に処分することを決めました。しかしその後、業者が土を埋め戻していたことがわかり、5月2日から工事を中断しています。
三豊市は今後、警察の捜査に全面的に協力し、今回の原因の究明と工事の監理体制の見直しを行うとしています。