2025年度に採用された高松市の教諭にこの街をもっと知ってもらおうと、地域の歴史や成り立ちを学ぶ研修会がありました。
史跡高松城跡の玉藻公園にやって来たのは、4月に高松市の小中学校に採用された教諭6人です。
6人は、地質工学や地域の防災を研究している香川大学の長谷川修一特任教授と玉藻公園を歩きました。
そして、高松城があった場所が周囲よりもわずかに高い「微高地」呼ばれる場所で、高松城下が沿岸部でありながら、高潮や洪水の浸水リスクが小さいエリアだったことなどを学びました。
(小学校教諭[兵庫県出身])
「(高松市は)災害が少ない地域でもあるので、災害と全く無縁ではないということを子どもたちに教えていけたらな」
(中学・保健体育教諭[丸亀市出身])
「自分で自分の働いている場所を歩いてみることで総合の学習とかでどんなことを教えるのかのアイデアが浮かびやすいのかな」
現在、高松市の教職員の約3分の1が高松市以外の出身者です。高松市はこうした取り組みを通して地域の歴史や魅力を学んでもらい、今後の教員生活に生かしてほしいとしています。