ニューヨーク・マンハッタンのビルで起きた銃乱射事件で、容疑者の男が標的とは違う階でエレベーターを降りて犯行に及んだ可能性のあることが分かりました。
事件ではラスベガス在住のタムラ容疑者が銃を乱射して4人が死亡、容疑者もその場で自殺しました。
警察関係者によりますと、容疑者はNFL=ナショナル・フットボール・リーグの慢性外傷性脳症と呼ばれる脳疾患への対応に不満を示す内容のメモを持っていました。
また、本人も学生時代にフットボールで脳を損傷したと記されていたということです。
事件現場のビルにはNFL本部が入っていますが、容疑者がエレベーターを降りた33階とは違う階でした。
このため、タムラ容疑者は何らかの不満を抱いてNFL本部に向かったものの、エレベーターで間違えて別の階に到着し、そこで犯行に及んだとみられています。