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川崎重工裏金問題で海自トップら約90人を懲戒処分 防衛省 ゲーム機などを裏金で

政治

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 川崎重工が架空取引で作り出した裏金で海上自衛隊員に物品などを提供していた問題で、防衛省は調査結果を公表し、海上自衛隊のトップなど約90人の隊員を処分しました。

中谷防衛大臣 「国民の皆様方の信頼の上に成り立っている防衛省自衛隊の活動におきまして、それを失墜させる行為が長年にわたり繰り返されていたということは決して許されることではなく、誠に遺憾で防衛大臣として国民の皆様方に深くおわびを申し上げます」

 調査結果では、潜水艦の修理を請け負った川崎重工が取引先と結託し架空取引で捻出した裏金で潜水艦の乗組員から要望された工具などに加え、ゲーム機などの私物を提供していました。

 また、潜水艦修理の予算を管理する隊員が作業の単価を水増しして資金を捻出し、工具などを企業から提供させるための費用にしていた不正行為も確認されました。

 防衛省は自衛隊の信頼を失墜させたとして海上自衛隊のトップの齋藤海上幕僚長を10分の1の減給、1カ月の懲戒処分としました。

 また、乗組員が物品を受け取る状態を看過したなどとして監督官ら隊員75人を訓戒、指導が十分でなかったとして潜水艦の艦長17人を注意の処分としました。

 私物を受領した乗組員については自衛隊員倫理審査会で審議し、処分する方針です。

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