システム開発の頓挫で巨額の損失を出したことを受け、JA全中(全国農業協同組合中央会)の山野会長が来年3月に辞任すると発表しました。
JA全中 山野徹会長 「今後に向けて事業を刷新していくというスケジュールや議論の大枠についてですね、一定の目処がついたことから今、意志を固めたということでございます」
JA全中は全国の農協で活用する予定だった業務管理システムの開発が頓挫(とんざ)したことで巨額の損失が発生する見込みです。
1日に開かれた会見で、山野会長は責任を取る形で来年3月に会長職を辞任すると明らかにしました。
また、損失を埋めるために東京・大手町にあるJAのビルの所有フロアを売却することについては検討中としました。