瀬戸内の島々を舞台にした現代アートの祭典・瀬戸内国際芸術祭の夏会期が始まりました。
今回初めて瀬戸内国際芸術祭の会場になった東かがわ市の「引田エリア」。それを記念して、「讃州井筒屋敷」ではオープニングセレモニーが開かれ、池田豊人知事やアーティストらが参加しました。
参加者は、東かがわ市のメーカーが瀬戸内海などをイメージしてつくった「手袋」を着用しました。
その後、地元の人たちが太鼓や笛などを使った伝統芸能を披露し、みんなで開幕を祝いました。
(東かがわ市/上村一郎 市長)
「引田エリア開幕じゃー!」
8月31日まで行われる夏会期は、岡山・香川の11エリアが会場となっています。このうち「引田エリア」とさぬき市の「志度・津田エリア」は初参加です。
(東かがわ市/上村一郎 市長)
「待ってましたと思ってます。ここ引田がワクワクする瀬戸芸が続けばいいなと思います」
(多度津町から)
「地元でもなかなか引田の方でというのは来ること少なくて。こういう機会があるっていうのは地元の者としてもうれしいです」
(兵庫県から)
「今回で(瀬戸芸に来るのが)3回目。もう少し広げて、見るところ多くして半日以上遊べるようにしてくれたら」
厳しい暑さの中で行われる夏会期。引田エリアではこんな取り組みも……
(山下佳乃リポート)
「暑さ対策として、引田エリアの案内所では冷却シートとうちわを数量限定で配布しています」
冷却シートは約3万個、うちわは5000本ほど用意しているということです。
また休憩所を8カ所用意し、涼める場所を提供しています。
2025年の夏会期について実行委員会は、新型コロナの影響を受けないことや会場が増えたことなどから、前回よりも来場者が増加すると見込んでいます。