2025年3月、香川県宇多津町にある加工食品の製造現場で技能実習生の女性が死亡した労災事故で、女性の勤め先の会社と責任者が書類送検されました。
労働安全衛生法違反の疑いで高松地方検察庁に書類送検されたのは、加工食品の製造・販売などを行っている香川県宇多津町のフレッシュデポと宇多津事業所の男性所長(62)、製造ラインの男性責任者(52)です。
坂出労働基準監督署によりますと2025年3月28日、フレッシュデポ宇多津事業所で中国人技能実習生の女性が中華麺などの製造ラインを掃除中、機械の歯車とチェーンに巻き込まれて死亡しました。
坂出労基署は、事業所側が機械を停止せずに女性に掃除をさせていた疑いがあると指摘。さらに、機械の歯車とチェーンに覆いをしていなかったほかコンベヤーの非常停止装置を備えていなかった疑いがあり、危険防止のための措置を講じていなかったとしています。