1日から始まった瀬戸内国際芸術祭の夏会期には、新たに「東かがわ市」が加わりました。今回の「いまココナビ」は、香川県東かがわ市で瀬戸芸のほかにも楽しめるおすすめのスポットをご紹介します。
国内唯一!人形劇のテーマパーク
東かがわ市西村のとらまる公園の中にある国内唯一の「人形劇のテーマパーク」が「とらまるパペットランド」です。
ヨーロッパの町並みを2分の1サイズで再現したおとぎの国「ミニチュア児遊館」は暑ーい今の季節でも屋内で遊べる涼しいスポットです。
そして目玉は「人形劇ミュージアム」です。
(記者リポート)
「どうですか、なんとこの部屋約千体の人形があるそうです」
プロの人形劇団が実際に使っていた人形を譲り受けたものなど、見たことがあるものがありませんか……
このほか、操り人形を実際に操作して、自らお話を作って見てもらえるコーナーもありますよ。
(とらまるパペットランド/松村歩実さん)
「大人も子どもも一緒になって人形劇の想像の世界を楽しんで、思い出の一場面にしてもらえれば」
8月、とらまる座では土日やお盆を中心に全国からやってくる人形劇団が作品を上演します。
詳しくはホームページをご覧ください。
見学・体験もできる1939年創業の手袋工房
続いて、瀬戸内国際芸術祭の展示がある引田エリアの古い街並みの一角にある、工房が併設された1939年創業の江本手袋です。
国内で生産されている手袋の約9割を東かがわ市で生産しています。
江本手袋が手掛ける「hac」は、『手袋をはく』という香川県の方言から名付けられたブランドです。肌触りがよく上質な素材を使いカラーバリエーションも豊富。職人の丁寧な手仕事で作られています。
こちらでは、実際に職人さんが、手袋の生地を裁断したり、立体的にミシンで縫って、手袋を作り上げていく工程が見学できます。縫いあげた手袋をひっくり返すのも早いですよ!
(江本手袋/江本昌弘 社長)
「実際に手袋を作っているのを見たことがある人の方が少ないと思うんです。いいもんだなと思ってもらったり、このまちを好きになってもらいたいですね」
工房で幅5cmほどの汗拭きなどに使う「細いマフラー」を作る体験もできます。
(記者リポート)
「ちょっと失敗しています。はははは……ご愛敬!」
手袋職人がいきいきと働き、手袋の聖地として全国からたくさんの人が訪れる、そんな未来を描いた工房に注目です!
郵便局から生まれ変わったレトロなカフェ
そして、1932年に建てられ、約50年前まで開局していた旧引田郵便局がカフェとして生まれ変わった「カフェ・ヌーベルポスト」です。
店内には私書箱らしきものや公衆電話ボックス、アンティークの家具などが並んでいます。建物は国の登録有形文化財として登録されています。
(カフェ・ヌーベルポスト/田井尚美さん)
「落ち着いた古い町並みを楽しんで(カフェも)ゆっくり楽しんでいただけたら。甘いものはチーズケーキ1本に絞っています」
このほか、トーストにチーズとハムを入れてホットプレスサンドした「クロックムッシュ」もお勧めです。
また、かつてJR引田駅舎内で店長自らが提供していたカレーもこの店で味合うことができます。
瀬戸芸で東かがわ市に来たときは、ちょっと足を延ばして紹介したスポットも訪ねてみては。