来月4日の投開票に向けて自民党総裁選挙の各候補は24日も自身の政策を訴え、支持拡大を図っています。5人の中で保守派と評価される高市氏と小林氏の戦略について報告です。
(政治部・飯山雄矢記者報告) 高市さんは、違法行為を行う外国人の規制強化を訴えるなど、さらなる党員の支持拡大を狙う戦略です。
高市前経済安保担当大臣 「私は日本と日本人を心底愛してやまないものとして、日本の国の力を今強くしていきたい」
今回、高市さんは「自身は穏健保守の位置付け」とし、初の女性総理誕生へともアピールします。
陣営幹部は、小林さんと比較し「経験値が圧倒的に違う。論戦で違いを見せる」と強気です。
小林元経済安保担当大臣 「現役世代が将来に対して希望を持てるような政策を打ち出していきたい」
小林さんは、保守層へのアピールだけでなく世代交代を訴え、中間層や現役世代を応援する所得税の減税を掲げました。
陣営は「いまの閉塞感を突破できるのは若い世代だ」と意気込んでいます。
ただ、知名度が課題で、地方での視察などを精力的に行うなど巻き返しを図ります。