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大量の土砂を投棄の疑い 道塞ぎ災害用井戸使えず 業者「キャンプ場造る」

社会

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 千葉県内の道路に無断で土砂を堆積させた疑いで男2人が逮捕されました。地元の住民が利用する災害用の井戸が使えない状態になっています。

■業者「キャンプ場造る」

 千葉県君津市が所有する道路で、無断で100立方メートルにのぼる土砂が投棄されました。

 現場付近では、今年6月以降、およそ1カ月間にわたり、何十台ものダンプカーが毎朝5時ごろから夕方まで行き交っていたといいます。

 6月に撮影された写真を見ると、重機が堂々と現場に入り、許可を得ていない場所で土木作業を行っています。

無断で土砂を投棄した業者 「キャンプ場を造る」

 不審に思う近隣住民たちに対し、業者側はうその説明をしていたとみられます。

 先月28日、無断で土砂を堆積させたとして逮捕されたのは、富津市にある「mirai建設」の代表・平野英樹容疑者(28)ら2人です。

 市は現場に出向き、毎日のように是正指導を行っていましたが、平野容疑者側は拒否し続けました。   

無断で土砂を投棄した業者 「何台もダンプカーが入ってきているから作業を止めることはできない」

 塞がれた市の道路の先には、地域住民が昔から使っていた井戸があり、災害用に使えるよう住民の手で管理・維持してきた大事な場所です。

 地元の県議は次のように話します。

千葉県議会議員 須永和良氏 「災害用井戸まで行けない。住民の方が不安に思っている。災害用井戸が使えないと、いざという時に非常に困る。大切な場所ですので、1回そういうことをされてしまうと元に戻すのは大変な行為。そこは非常に悪質」

 警察は2人の認否を明らかにしていません。

 今後、市は、容疑者らに元に戻すよう指導を続けていくことにしています。

(「グッド!モーニング」2025年11月1日放送分より)

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