■くじ引き決着 数え直したら…
神栖市民(80代) 「前代未聞でしょ。宝くじに当たるようなものじゃないの。そのくらい珍しい」
神栖市民(60代) 「なかなかあることじゃないから、まさかというのはあったけど」
得票数がまさかの“同数”により、“くじ引き”で市長が決まっていた、茨城県神栖市長選挙。
あれから16日経った、26日…。
公職選挙法により “くじ引き”で木内さんの当選が決まりましたが、敗れた石田さんから異議申し立てがされていました。
市民およそ300人も見守るなかでの“再点検”。その結果は…。
選挙管理委員会 「木内敏之16724票。石田進16724票。無効票219票。可否再点検の結果、投票数の移動はありません」
前回と変わらず再び同数になったため、くじ引きの結果のままとなりました。
神栖市長に当選確定 木内敏之氏(64) 「正直言ってほっとしている。日本一ラッキーな市長として、そして日本一人気のない市長として頑張っていきたいなと思っている」
再点検の結果を受けて、石田さんは…。
石田進氏(67) 「また同数だったという結果を受けてたいへん驚いている。この後、後援会の皆さんと相談しながらあすには(今後の対応を)決めたいと思う」
神栖市民(60代) 「こういうことめったにないでしょ。同じ得票数でもう一度やり直して数え直すというのは残り少ない人生だから一度くらいどういうふうにするのかなと思って。本当に慎重に数えてたから間違いない」
神栖市民(40代) 「納得いかない感じはしなくもないけど、“くじ引き市長”として頑張ってもらってという感じ」