「没入感」を打ち出して東京・お台場に誕生したテーマパークが開業から2年で閉鎖することになりました。「再生請負人」が手掛けていました。
屋内型のテーマパーク「イマーシブ・フォート東京」は、お台場の商業施設「ヴィーナスフォート」の跡地に2024年3月に開業しました。
広さは約3万平方メートルで、立ち並ぶアトラクションや飲食店を巡って物語の世界に入り込んだような体験を提供する施設です。
運営会社の親会社である「刀」は当初、想定していた大人数の体験需要より少人数の需要が強く、「施設規模が過大」だとして来年2月末で営業を終了すると発表しました。
また、森岡毅CEO（最高経営責任者）は「事業期間を繰り上げて終了する苦渋の決断を致しました。当初計画と大きな乖離（かいり）が生じた事実は経営者として重く、真摯に受け止めております」などとコメントしました。
森岡CEOは大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンの再生をきっかけに「再生請負人」としてメディアに広く取り上げられ、今年7月に開業した「ジャングリア沖縄」も手掛けています。
