アメリカで巻き起こった“手羽先論争”を巡って、裁判所は「手羽先だと思って買ったら手羽先の形をしたナゲットだったのは詐欺だ」とする訴えを棄却しました。
「バッファローチキンウィング」は揚げた手羽先にソースを絡めたもので、アメリカではスポーツ観戦などで欠かせない定番のチキン料理です。
2023年、イリノイ州に住む男性は有名チェーン店「バッファロー・ワイルド・ウイングス」で骨が取り除かれた手羽先だと思って買った「骨なし手羽先」という商品が、実際には鶏のむね肉の「ナゲット」だったことは虚偽広告だとして1000万ドルの損賠賠償を求めて提訴しました。
提訴後、店側は「当店の骨なし手羽先はすべて鶏のホワイトミートです。当店のhamburger(ハンバーガー)にはham(ハム)が一切含まれていません。バッファローウィングはバッファロー0%です」とSNSで反論しています。
18日、裁判所は男性の主張に対して「骨なし手羽先は20年以上前から存在する一般的な用語であり、分別のある消費者ならナゲットの形をしたむね肉だと認識できる」として訴えを退けました。
また、「チキンフィンガーに指は入っていないし、カリフラワーウィングも手羽肉で作られていない」などと理由を説明したうえで「この裁判には“骨がない”」と具体性のなさを指摘し、アメリカの骨なし手羽先を巡る論争にいったん終止符が打たれました。