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今年は「やや多め」予想 花粉症増加で経済損失は2450億円? レジャーにも影響が【暮らし×経済】

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 暮らしに密着した経済の話題を取り上げる「暮らし×経済」です。まもなく本格的な飛散期に入る「花粉症」ですが、2026年の飛散予想とその影響は?

2026年は「やや多め」 本格的な飛散は2月下旬から

 2026年の花粉飛散は平年の1.15倍と「やや多め」の予想です。

 いよいよ本格的に飛散するスギ花粉。ウェザーニューズによると本格的な飛散は2月下旬から。花粉症シーズンが近づき不安を感じる人も。

(街の人たちは―)
「鼻水、くしゃみ、目のかゆみ、頭痛、体がだるいですね。風邪症状みたいな感じで」
「ひどいときはものすごく鼻が出て、マスクしておかないと恥ずかしくて仕事にならない」
「自習の時間とかに花粉症だからずるずるして集中できなくて困る」
「夜になると粘膜が腫れて鼻がふさがってしまう。ひどくなると夜は寝つきづらい」

 2026年の中国・四国地方の飛散量は平年に比べ1.15倍と「やや多め」の予想です。2025年夏、気温が高い日が続いたことで花粉の雄花の成長を促し、より多くの雄花が成熟したことが1つの要因だということです。

 岡山市南区にあるみやはら耳鼻咽喉科の宮原院長は、早めの対策を呼び掛けています。洗濯物の外干しを控えることやマスクを着用することの他、症状が出る前に薬を飲むことも対策の1つになるそうです。

(みやはら耳鼻咽喉科/宮原孝和 院長)
「まず相性いい薬があれば飲み始めるということ。そうすると鼻の状態が整っている状態で花粉にさらされても、それは今まで通りのお薬の効果を維持できるということになる。まだ序盤戦なのでここから鼻の症状が一気にひどくなるよりも、今の時点で早めに行動を起こされた方がまずはいいと思う」

 宮原院長によると、1月末から花粉症の症状を訴えて来院する人も増えたそうで、すでに花粉を感じている人も多いようです。

花粉症で1日約2450億円の経済損失?

 この花粉症、実は経済にも影響しているそうです。

 「約2450億円」。これは花粉症で労働力が低下したことによる1日当たりの経済損失額です。総合電機メーカーパナソニックが花粉症の社会人約1600人を対象としたアンケートによりますと、「花粉が自身の仕事のコンディションに影響している」と回答した人は全体の88.6%。これと国の労働力調査などを組み合わせて算出すると、1日あたり2450億円ほどの経済損失になるそうです(※パナソニック調べ)。

 医師で睡眠専門家の坪田聡さんは、花粉症が仕事の質に影響する可能性は十分にあるとしています。もし8時間睡眠の人が睡眠を2時間削られると、酒酔いと同じくらい集中力の低下など深刻な影響があるそうです。

 花粉症の人は鼻づまりなどで睡眠が浅くなり質が下がる傾向にあるため、仕事の質も下がってしまうということです。

お出かけ先選びにも影響が

 その影響はレジャーにも出ています。暖かくなる春先ですが行きたい場所は外ではなく、「屋内の遊び場」が人気だそうです。

 おでかけ施設に関する調査をする「いこーよ総研」によりますと、「花粉症の時期に行きたい場所」の上位6位は屋内施設。特に人気だったのは「屋内キッズパーク」です。

 春先は天候的にも晴れることが多く、お花見やピクニックなど屋外のおでかけがより楽しくなるシーズンではありますが、花粉の影響で屋内施設に子どもを連れていく家族が多いようです(※「いこーよ総研」調べ)。

 その影響は香川県でも……。

 高松市にある「讃岐おもちゃ美術館」です。子どもから大人まで楽しめる屋内の体験型施設です。

(讃岐おもちゃ美術館/中橋惠美子 館長)
「当館は屋内ですので(花粉シーズンも)安心して遊べるっていうのは言っていただけます」

(花粉症の母親)
「(Q.この時期に外で遊ぶのは?)今はまだマシなんですけど、もうちょっとしたらマスクとめがねとでしっかり防がないと結構厳しい。(あそび場は)屋内のところだとありがたいです」

(花粉症の父親)
「やっぱりあまり外には出したくないですね。(Q.屋内施設だと花粉症の症状は落ち着きますか?)そうですね、自分としても。子どもも(花粉症に)なってほしくないから屋内施設の方がいいかなと思います」

(親子ともに花粉症の来場者)
「こんなところとか室内あそび場で遊びたいなと思って……(子どもも)目薬したりしながら室内で遊ばせるようにしていて……」
(子ども)
「鼻水とかくしゃみが出るのが辛い(Q.外で遊ぶのは?)行きたくなくなる」

(讃岐おもちゃ美術館/中橋惠美子 館長)
「ご家族とかが花粉が飛んでいるからきょうは遊びに行けないではなくて、花粉が飛んでいても遊べるところあるよ、外に出かけようっていうふうな利用の仕方をしてもらえるとうれしい」

 子どもの花粉症も増えているそうなので、春のおでかけ先は花粉の影響を受けにくい場所を選ぶ人が今後も増えていきそうです。

 2026年の花粉は2月下旬から本格的な飛散時期に入る見込みです。早めの対策を心掛けましょう。

(2026年2月18日放送「News Park KSB」より)

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