交際していた当時18歳の女性を殺害し、山梨県の山林に遺棄した罪などに問われている男の裁判で検察側が「男女間のトラブルがあり、動機になる事情があった」と主張しました。
渥美遼馬被告(33)は2023年に野本結梨香さん(当時18)を刃物のようなもので突き刺すなどして殺害し、山梨県の山林に遺体を遺棄した罪などに問われています。
これまでの裁判で、渥美被告は死体遺棄の罪などは起訴内容を認めた一方で、殺人については野本さんがかばんから包丁を取り出した際に被告の友人が対応したところ包丁が刺さったとして無罪を主張しています。
今月2日の審理で検察側は2人の間で別れ話が出ていたとし、「渥美被告がメッセージの返信がないことにいら立っていた」と指摘しました。
そのうえで、「男女間のトラブルがあり、動機になる事情があった」としました。
また、「ナイフを突き刺すことが誤って行われるのは考えにくく、その後は野本さんの携帯を使い、家族にメッセージを送り、死亡を偽装するなど証拠隠滅をしていた」と述べました。
一方、弁護側は検察側の主張が死体遺棄の罪で有罪判決が確定した被告の友人の供述をもとにしているとして、「客観証拠に合うようにその都度、供述を作り上げており、信用できない」と反論しました。
そのうえで、「野本さんが精神的に不安定で包丁を持ち出した」と主張しました。