千葉県柏市の病院で点滴に排泄(はいせつ)物を混入させ男性患者を殺害したとして元看護師の女が逮捕された事件で、病院が会見を開き、男性患者に対して謝罪しました。
古川美由紀容疑者(51)は1月、柏市の病院で、会田栄次さん(当時75)の点滴のチューブに排泄物を混入させ殺害した疑いが持たれています。
事件を受け、病院が16日午後2時から会見を開き、会田さんと遺族に対し「元職員の不祥事により、当院が尊い命を守り切れず、無念なおもいでこの世を旅立たれたことに心より深くおわび申し上げご冥福をお祈りいたします」などと謝罪しました。
病院によりますと、当時、古川容疑者は夜勤をしていて、別の看護師と2人で患者を分担していましたが、会田さんの担当ではありませんでした。
しかし、古川容疑者は会田さんの病室に複数回、出入りしていて、その様子を別の看護師に目撃されていました。
この時、「病状が心配だから」だと説明していたということです。
その後、別の看護師が病室を訪れると、会田さんから苦しいと訴えられたため、古川容疑者や病院全体を管理していた看護師長らに助けを求めました。
看護師長が病室に駆け付けると、会田さんのベッド付近で本来透明のはずの点滴の管が変色しているのを発見したということです。
看護師長は写真を撮ったうえでこの管を外し、滅菌カップに入れ足元に置いていましたが、新たな管を挿入している最中に滅菌カップはなくなっていました。
このため、看護師長が古川容疑者に滅菌カップの場所を尋ねたところ、「スタッフステーションに移動させた」と伝えられたということです。
看護師長は、言われた場所で滅菌カップを見つけましたが、中に入れていた変色した管と異なる色の管が入っていたということです。
会田さんは投薬により一時苦しさが収まりましたが、その後、死亡したということです。