介護報酬を不正に請求したとして岡山市の介護事業所が指定取り消し処分を受けました。不正請求額は6000万円を超えています。
岡山市が指定取り消し処分をしたのは岡山市南区新保の訪問介護事業所「ことぶき」です。「ことぶき」は2015年から今年1月にかけ、複数の利用者に同じ職員が同じ時間帯に介護サービスを提供したとして介護報酬を請求しました。また、介護した記録がないのに報酬を請求し、受け取っていました。
不正請求額は6029万円あまりと過去最高で、市は事業者に対して加算金をあわせた約8400万円の返還を求めています。今年1月に市民からの通報で市が立ち入り検査をして発覚しました。市は再発防止にむけ、市内の訪問介護事業所35施設で現地指導を行うとしています。