障害者の就労を支援する岡山県倉敷市の2つの事業所が給付費約4650万円を不正に受け取っていたとして、市が障害福祉サービス事業所の指定取り消しを決めました。
指定取り消し処分を受けるのは倉敷市の一般社団法人アリス福祉会が運営する就労継続支援A型事業所「弥生」と「オリーブ」です。
倉敷市によりますと「弥生」は2019年8月から約1年間、入院や欠勤でサービスを利用していない22人分の給付費を不正に受け取っていました。
「オリーブ」は2017年7月から約3年間、常勤の職員がいないにも関わらずその分の給付費を不正に受け取っていました。
2つの事業所が利用者が住む倉敷市、岡山市、玉野市から不正に受け取った訓練等給付金は合わせて約4650万円です。倉敷市は3月末で「弥生」と「オリーブ」の障害福祉サービス事業所の指定を取り消すとともに刑事告訴も検討します。