岡山県倉敷市の高校生が本物そっくりの赤ちゃんロボットを使って子育てを体験しました。
倉敷中央高校で行われた特別授業には、保育士などを目指す子どもコースの2年生35人が参加しました。毎年行っている授業ですが今回、初めて取り入れたのが、赤ちゃん型のロボット、リアルケアベビーです。
(記者) 「こちらの赤ちゃん型ロボット、本物の赤ちゃんと同じように泣くんです。このように上手にあやすと泣き止むんですが…泣き止みましたかね」
リアルケアベビーの重さは新生児と同じぐらいの3キロ。上手にあやしたり、ミルクをあげたりすると、泣き止むようにプログラミングされています。
(ミルクあげ方説明) 「あまりぎゅーっとやりすぎるとのどにつまっちゃう。なので飲むペースに合わせて、ちょっと大きくなると自分で哺乳瓶を持ったりします」
生徒は教わったとおりにやってみますが、なかなか泣き止みません。このあとも、生徒はリアルケアベビーを泣き止ませようと奮闘していました。
(生徒は―) 「おむつ替えるのが、足持ち上げるのとか難しかったです」 「将来保育士になろうと思ったら役に立つと思いました」
(環太平洋大学 こども発達学科/薮田 弘美 講師) 「少子化で環境の中で親になる準備をしていく経験がすごく少なくなってきているのでリアルケアベビーを通して親になる準備がすごく大事じゃないかと感じてます」