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豪雨で大きな被害を受けた倉敷市と総社市に献花台 市民らが犠牲者を悼む 岡山【西日本豪雨から7年】

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 西日本豪雨から7年です。大きな被害を受けた岡山県倉敷市と総社市に6日、献花台が設けられ、市民らが犠牲者を悼みました。

 6日午前9時、倉敷市の伊東香織市長や地域住民の代表らが真備支所に設置された献花台に花を手向けました。

 2018年の西日本豪雨で、岡山県では災害関連死を含め95人が亡くなり、今も3人の行方が分かっていません。倉敷市真備地区では、74人が亡くなっています。

(真備地区まちづくり推進協議会連絡会/武本堅 会長)
「私の友人知人もその中に含まれていましたので、何年経とうと、その当時のことが思い浮かばれてなりません。安らかにお眠りいただきたいという気持ちでいっぱい」

(献花した真備地区の住民は―)
「ご冥福をお祈りするのと、二度とこういう災害が起こらないように、いざという時には助け合えるような地域づくりがこれからの課題かな」
「雨が降ると思い出してしまう。亡くなられた方の思いを真摯に受け止めて、後世につないでいけたらなと思って来させてもらってます」

(倉敷市/伊東香織 市長)
「絶対に忘れず、そしてそのことを多くの方にお伝えをしていくことが必要だというふうに思っています。安全なまちづくりに頑張っていきたい」

 総社市役所では献花に先立ち、被災した神在小学校の当時の校長が体験を語りました。学区内の下原地区では豪雨の際、アルミ工場が爆発し、校舎が被害を受けました。

(神在小学校の当時校長/田中圭子さん)
「ボンという音がして窓ガラスがびりびり破れた。顔を上げると広島の原爆写真で見たキノコ雲。しかもくっきりとオレンジ色のものが目に入り大きくなって消えた。学校で友だちと過ごせる、一緒に勉強できる、この当たり前がどれだけすばらしいことなのか。当たり前の学校生活を大切にしてください」

 総社市では12人が亡くなりました。市役所の旧庁舎では、子どもたちが防災への願いを込めて七夕のササに短冊をつるしました。

(訪れた小学生は―)
「これからもみんなが元気で安心できるような総社市になりますようにと書いた」
「災害に遭ったときにみんなで助け合う」

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