海外の旅行会社やメディアが瀬戸内エリアを視察するツアーが開催され、一行が香川県高松市を訪れました。
高松市の栗林公園を視察したのは、アメリカやヨーロッパ、オーストラリアなど7か国の旅行会社やメディアの関係者22人です。海外に向けてプロモーションやマーケティングを行い、外国人観光客の誘致に取り組む「せとうちDMO」と日本政府観光局が連携して実施しました。
海外からの来園者が増加している栗林公園では、外国人に楽しんでもらうための工夫を凝らしています。
(記者) 「こちらでは、栗林公園にたくさん植えられているパインツリー、松について、ボランティアガイドが英語で説明をしています」
一行は、立派な枝ぶりの「お手植え松」や今が見ごろの梅の花をめでながら、園内を巡りました。 続いてやってきたのは、「掬月亭」。和三盆糖を使ったおまんじゅうと、抹茶をいただきます。
(記者) 「歴代藩主が愛用した茶室で優雅なティータイム。このように、日本文化を体験できるプランも、外国人観光客を呼び込むポイントのひとつです」
観光のプロから見た、栗林公園の評価は…
(イギリスから来たウェブライター) Q.イギリスでも人気が出そうですか? 「はい、イギリス人はお庭もお花もとても好きなので、人気が出ると思います」
(アメリカから来た旅行会社スタッフ) 「東京、京都だけではなく、瀬戸内にお客さんを送りたいと思いますし、その中でも庭園は絶対に連れてきたいと思います」
せとうちDMOでは、今回のツアーを通じて、外国人富裕層の観光客を呼び込みたいとしています。
(せとうちDMO/石井 孝茂 さん) 「今回来ていただいた方にひき続きフォローアップをして、お客さんを瀬戸内に送っていただけるよう、働きかけをしたいと思っています」