岡山市は、ＪＲ岡山駅前広場への路面電車の乗り入れを検討しています。有識者らは乗り入れが実施された場合も交通渋滞は発生しないという見解を示しました。
今回で4回目となる「岡山駅前広場のあり方検討会」です。 岡山市は中心部の回遊性向上のため路面電車の岡山駅への「平面乗り入れ」を検討しています。前回までの会議でタクシー乗り場と一般車の乗降場の配置を現状のままにする案と、その2つを入れ替える案の2案に絞られていました。
14日の会議では、懸念の声が上がっていた交通渋滞の発生について、東京大学の吉村忍副学長らが行った検証結果が発表されました。交通量調査を基にピーク時の車の動きをシミュレーションしたもので、どちらの案でも交通渋滞は発生しない見通しだということです。
2つの案は来月下旬頃に行われる次の検討会で1つに絞られ改良の基本設計が固まります。 岡山市の大森市長はシミュレーションの結果を受け「渋滞という最大の問題点はクリアできた」として来年度予算で事業化に向けた都市計画決定を行う方針を示しています。
