天空の山城で、高校生がPRです。岡山県高梁市の観光名所、備中松山城で、高梁城南高校の生徒が、1日限定でお城カフェを開き、観光客らをもてなしました。
お城カフェは、標高430メートルの備中松山城、天守閣前の広場にオープンしました。店を切り盛りするのは、高梁城南高校の環境科学科の生徒です。
授業の一環で、高梁市や観光協会の協力を得て初めて開きました。
高梁市の特産品や観光をPRし、生徒たちのコミュニケーション能力を高めてもらうのが目的です。
(高梁城南高校/仲元 先生) 「生徒が観光地で頑張っていることをPRさせていただくことで、高梁市の観光地も一緒にPRになればという気持ちも込めて活動させていただいております」
(生徒はー) 「皆さんとの交流を大事にしていきたいと思っています」 メニューは、学校で開発した黒米ロールケーキやもち麦シフォンケーキと高梁紅茶のアイスティーのセットです。手作りの箱なども温かみを感じさせてくれます。
午前10時前にオープンしたものの、雨が本降りとなり集客に苦戦します。
(中村康人リポート) 「当初は登り口にチケット売り場があったんですが、どうも皆さん降りてから楽しみたいということで、チケット売り場を変更したんですね。そうしたらお客さんが集まり始めました」
工夫の甲斐あって、雨の中、たくさんのお客さんがつめかけました。
(お客さんはー) (Qいかがですか?) 「おいしいです。すごいおいしいです。普通ありえないですからね。こんなに人がいなし、若い方がこういうことをやられているのはすばらしい」
(生徒はー) 「おいしいって言ってくださったのでよかったです」 生徒たちは初めてで、ややぎこちない接客でしたが、一生懸命、観光客らをもてなすなど、貴重な体験をしたようです。