高松市の子どもたちに掃除の大切さを学んでもらおうと、地域の女性が雑巾の使い方を教えました。掃除したのは、今年還暦を迎えた校舎です。
校舎を大切にする気持ちを育んでもらおうと、JA香川県の女性部が、去年から県内の小学校に雑巾を寄贈しています。
21日は、亀阜小学校の1年生約90人に手縫いの雑巾をプレゼントし、掃除の仕方や雑巾の使い方を教えました。
(石井俊大リポート) 「亀阜小学校は1958年、今から60年前にできた校舎を、一部そのまま使っています。廊下や教室の床も木でできているんです。今では、なかなか見かけないんじゃないでしょうか」
この歴史ある校舎を、児童は女性部の皆さんに、ぞうきんの使い方を教わりながら掃除していきます。児童は、自分の机や教室の床を丁寧に拭いていました。
(石井俊大リポート) 「私も実に15年ぶりにぞうきんがけ、やってみます」
(JA香川女性部/西尾道子さん) 「床に沿って木に沿って拭きます」
(石井俊大リポート) 「掃除機を使うと簡単だけど、手で掃除をすると校舎への愛着も生まれそうですね」
(JA香川女性部/西尾道子さん) 「きれいになったから、今度は汚さないように、気をつけようという気持ちになるんじゃないですか」
約30分間、子どもたちは心を込めて、お世話になっている学び舎を磨きました。
(児童はー) 「絞るとき、こんなふうに絞るんだって思った」 「雑巾の使い方がお勉強になった」 「こんなにきれいに絞れたのが、うれしかったです」