2018年の西日本豪雨で校舎が2階まで浸水した倉敷市真備町の箭田小学校が18日、元の校舎で授業を再開しました。
(箭田小学校/大﨑卓己 校長) 「おはようございます。おかえり!おはよう」
(記者) 「リフォームしている家などまだ被災のあとが残る中、箭田小学校の児童があたたかい拍手に迎えられて元の校舎に戻ってきました」
床が張り替えられてきれいになった体育館で、全校集会が開かれました。
(大﨑卓己 校長) 「きれいになった箭田小学校の校舎で、箭田小学校の新しい1ページがきょうから始まります。感謝をしながらまたがんばっていきましょう」
(4年担任/鳥山順 先生) 「一つ君たちに思ってほしいことは感謝するということです。いい?」
新しくなった教室に初めて入った児童たち。教室でのルールを確認し、荷物を整理していました。
2018年7月の西日本豪雨で、箭田小学校は全校児童の約8割が被災しました。校舎も浸水被害を受けて改修工事を行うことになり、同じ真備町にある二万小学校の敷地に建てられたプレハブ校舎で授業を受けていました。
まだ50人ほどが校区外の仮設住宅などからバスや車で通学しています。
(児童はー) 「ロッカーとかも新しくなっているのでうれしいです。きれいになっていてもっと勉強したいと思います」 「転校しちゃった人もいるけれど、残った人数でまた楽しく過ごせたらいいなって思います」
22日には「箭田小希望の会」を開き、地元の人たちなどに新しくなった校舎を公開する予定です。