岡山県倉敷市で露地物の桃「はなよめ」の出荷が始まりました。
倉敷市浅原の若手桃農家、室山翔太郎さん(30)がひとつひとつ丁寧に「はなよめ」をもぎとっていきます。桃の中で1番に出荷することから、送り出すという意味をこめて名づけられました。
(記者) 「このはなよめは、頭の部分が赤くてほっぺが白いのが収穫時なんです。」
「はなよめ」は極早生の品種でさっぱりした甘さが特徴です。今年は花が咲いた時期に晴れの日が多かったため去年より豊作です。
もぎとった後は専用のはかりを使って大きさを測ります。かごから桃を取ると自動的に大きさを教えてくれます。そして、目で傷がないかを見てランク分けをしました。
大きさは約10のランク、外観は4つのランクに分けられます。等階級ごとにパック詰めして出荷です。今年は、倉敷市と浅口市で「はなよめ」が一斉に出荷されました。 11日に出荷された「はなよめ」は、12日から岡山県内のデパートやスーパーで販売されます。
(桃農家/室山翔太郎 さん) 「はなよめは極早生で小玉なんですけども、身は硬くしっかりした感じなので噛めば噛むほど甘みがでてくるものですので、しっかり食べてもらえたらと思います」
「はなよめ」の出荷は10日間です。岡山県産の桃の出荷は「はなよめ」から始まり、9月中旬の「黄金桃」まで続きます。