国土交通省が西日本豪雨の際、岡山県倉敷市などを流れる小田川が、氾濫の恐れがあることを知らせる「緊急速報メール」を配信していなかったことがわかりました。
小田川は6日午後9時50分頃に、避難勧告の目安となる「氾濫危険水位」に達しました。
しかし、国交省は緊急速報メールによる情報配信を行わず、この3時間後に小田川が氾濫したあと、氾濫を知らせるメールを配信しました。
国交省が洪水情報を直接住民の携帯電話に配信する緊急速報メールのサービスは、国が管理する河川を対象に今年5月に始まりました。
国土交通省中国地方整備局は、「洪水情報は倉敷市を通じて伝わっており、被害拡大に大きな影響を与えたとは考えていない」とコメントしています。