梅雨の時期に備え、岡山県倉敷市の高梁川と小田川で堤防の点検が行われました。
点検したのは国土交通省の職員ら約20人です。
高梁川の約27kmと小田川の8kmほどの区間にある堤防を調べました。
(高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所/濱田靖彦 事務所長)
「(西日本豪雨が発生した)平成30年7月から間もなく5年。今年も出水期が近づいてきています」
点検は梅雨と台風に備え、年2回行われています。
職員らは堤防に亀裂がないかなどを確認すると、タブレットを使い情報管理のシステムに入力していきました。
(高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所/濱本賢太郎 副所長)
「ちょっと浸食されている形跡があったので確認して記録に残します。今年度(小田川の)付け替え事業が終わります。ただ梅雨の時期にはその効果が発揮できない。今ある施設を十分に機能を発揮できるように維持できるような点検結果が得られたら」
国土交通省は2018年に発生した西日本豪雨を受け、大雨が降った場合の氾濫のリスクなどを軽減するため、高梁川と小田川の合流点の付け替え工事を行っています。
現在の工事の進捗率は約80%で2023年度末に完成する予定です。