多くのボランティアが被災地に入っています。西日本豪雨の被災者に夏休みの宿題を教えたり、炊き出しをしたりと高校生も活躍しています。
避難所の一つ、倉敷市立福田中学校で開かれている「みんなの学習教室」には、水島地区の避難所に避難している小・中学生11人が参加しました。地元の高校生や中学校の先生がボランティアで参加して、宿題を教えます。 この教室にあわせて、送迎バスも無料で運行しています。
(参加した中学生はー) 「数学とかが苦手でそういう分を教えてもらいたいです」 「机とかイスとかが、ちゃんとあるところとか静かな環境でできるところとかが、違うなって思いました」
(ボランティアの高校生はー) 「みんなと会えるの楽しいので来てよかったなと思います」
「みんなの学習教室」は8月10日まで、倉敷市の福田中学校で午前と午後開かれています。
(記者) 「温かいごはんを心待ちに、高校生の炊き出しに多くの人が並んでいます」
一方、倉敷市真備町の薗小学校では、おかやま山陽高校の調理科、製菓科の生徒14人が炊き出しを行いました。 ふるまったのは「甘酢タレかけ豚天丼」です。300食が用意され、被災者は久しぶりの温かいご飯に舌鼓を打ちました。
(被災した子どもはー) 「肉のタレがとても絡んでいておいしいです」 「普段はやっぱりカップ麺とか菓子パンが多いので。こういう炊き出しはありがたいです」
(炊き出しした高校生はー) 「少しでも笑顔になっていただけたらうれしいと思います」 「1日でも早く復興していただければと思います」
歯科医師もボランティアで検診をしました。被災者の口腔ケアを行おうと、2日は、倉敷市内8カ所の避難所を回りました。 口の中の状態をみながらブラッシング指導をしたり、歯科相談に応じたりしました。
(倉敷歯科医師会/船曳洋司 副会長) 「手を差し伸べられる環境に我々もあればすぐに対応していきます。とにかく声をあげていただくのが大事」
歯科医師会は8月5日にも、避難所を回る予定です。